携帯電話2019年の売れ筋は、中国メーカーの普及価格帯を中心としたラインナップとなっています。
定番のスマートフォンはやはりAppleのiPhoneで、多色展開のiPhone11が売れ筋にランクインです。
10万円未満とはいえ中価格帯以上に位置しますが、それでも上位に食い込むだけのブランド力は流石です。
一方ではライバルのGooglePixel3aが拮抗しており、新たな定番となりつつある様子を見せています。
価格帯は5万円前後でiPhone11の下となりますが、性能や完成度の高さとコストパフォーマンスが評価されます。
比較的安いスマートフォンといえば、中国メーカーが得意とするところで、HUAWEIのP30Liteが売れ筋です。
3万円前後の価格帯にも関わらず、上の価格帯のスマートフォンに引けを取りませんし、特に価格に見合わないカメラの性能が衝撃を与えています。
決して廉価とはいえない安いスマートフォンですが、カメラだけでも購入を検討する価値があるので、多くの人達の間で有力な候補と考えられます。
日本勢はSonyのXperia1が上位入を果たし、高性能なことも評価されていますが、何より日本のメーカーが元気を取り戻す兆しを見せたこともポイントです。
日本メーカーは安いスマートフォンを連発する中国勢に押されていますが、中価格以上で対抗している状況です。
価格で勝負するのは難しく、開発スピードも譲ってしまっていますが、しかしまだ反撃を見せるチャンスは十分にあるでしょう。
その象徴ともいえる1台がXperia1で、今後の日本の携帯電話を占うものとなります。
携帯電話は価格が重視されますが、性能を捨てる人は少ないので、結果的にバランスの良い機種に落ち着く傾向です。
OppoのRenoAはそれを証明するかのように、4万円前後の価格帯で圧倒的な人気を誇ります。
1600万画素のカメラに顔認証や防水とおサイフケータイなど、日本で需要の高い機能が満載です。
画面は有機ELで発色が良く、ゲームのレスポンスも良好ですから、価格だけを見れば決して安いスマートフォンではありませんが、総合力の評価を得て売れています。
画面サイズの6.4インチは好みが分かれるところですが、ベゼルがスリムなので数字ほど大きくはなく、また手に馴染んだりポケットにも入ります。
欠点になり得るのはブルーとブラックの2色のみで、それ以外はほぼ完璧という完成度ですから、2019年を代表する売れ筋なのも納得です。